プログラミングに挑戦してみたいけれど、「何から始めたらいいのか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
私は30代で営業職からシステムエンジニア(SE)に転職しました。その経験を元に、プログラミング初心者が学習を始めるためのステップをお伝えします。
1. 転職後のビジョンを明確にする
プログラミングを学び始める前に、まずは「システムエンジニアとしてどんな業務をしたいのか?」を考えましょう。
- どんなサービスに携わりたいのか?
- なぜその分野に興味を持ったのか?
例えば、私の場合は「自分の手でサービスを開発し、多くの人に使ってもらえるような仕事がしたい」と考えたのが転職のきっかけでした。営業の経験から「人の役に立つ」という気持ちは変わらず、サービス開発なら直接的に価値を提供できると考えたのです。
このビジョンが明確になっていないと、学習中に「何のために学んでいるのか分からない」と迷走することがあります。最初に自分の目的や目標を整理しましょう。
2. 目的に合ったプログラミング言語を選定する
次に、自分のビジョンを実現するために最適なプログラミング言語を選びます。下表はプログラミング言語の一例です。
目的 | おすすめの言語 |
---|---|
Webサイトやサービス開発 | HTML/CSS、JavaScript、PHP |
スマホアプリ開発 | Swift(iOS)、Kotlin(Android) |
ゲーム開発 | C++、C# |
AI・機械学習 | Python |
データ解析 | Python、R |
私自身はWebサービス開発を目指したので、「HTML/CSS、JavaScript」から始めました。Web系は比較的学びやすく、初学者におすすめです。
「どの言語が良いか分からない」と迷ったら、プログラミング言語のシェアや需要を調べるのも一つの手です。例えば、PythonやJavaScriptは汎用性が高く、初心者でも学びやすい言語です。
3. 学習スケジュールを立てる
プログラミング学習は、継続して取り組むことが何より重要です。そのためには、学習スケジュールを立てて計画的に進めるのがポイントです。
3ヶ月間の学習スケジュール例
- 1ヶ月目:基礎学習
- HTML/CSSの基本文法を学ぶ
- 簡単な静的Webページを作成
- JavaScriptの基礎(変数、関数、条件分岐など)を学ぶ
- 2ヶ月目:応用学習
- HTML/CSSを使ってレスポンシブデザインを学ぶ
- JavaScriptで動きのあるページを作成
- フォームやDOM操作など、動的な要素に触れる
- 3ヶ月目:実践と振り返り
- 学んだ内容を使ってポートフォリオ用のWebサイトを作成
- 簡単なPHPの基礎を学び、サーバーサイドの知識を身につける
- 進捗をレビューし、当初の学習目標と照らし合わせる
少し極端な例でしたが、基礎→応用→実践の流れで学習を進めることで、無理なく着実に力をつけることができます。
4. 学習コンテンツを選ぶ
プログラミング学習にはさまざまな方法があります。ライフスタイルや学習ペースに合わせて、自分に合ったコンテンツを選びましょう。
学習方法の選択肢
- スクールに通う
- メリット:プロに質問しながら学べる
- デメリット:費用がかかる
- 独学で学ぶ
- 書籍、動画コンテンツ、Webサービスを活用する
- メリット:費用が抑えられる
- デメリット:自分で調べる力が必要
私が取り入れた学習方法は、以下の組み合わせです。
- 現役エンジニアに相談できるサービス
- 書籍・動画コンテンツを活用
- 終業後や休日に時間を決めて学習
独学の場合、特に動画コンテンツ(UdemyやYouTube)は視覚的に理解しやすくおすすめです。
私が学習で意識した3つのポイント
プログラミング学習を続ける中で、特に以下の3つを意識したことで効果を実感しました。
1. 事前にビジョンを整理し、計画を立てる
転職したときにどうありたいかやなぜそうありたいと考えたかなどビジョンをしっかり整理することでモチベーションが高まります。さらに、「やり切れる計画を立てる」ことが大切です。不完全燃焼で終わらないように、事前に自分の考えを整理し、細かく計画を立てました。これが最も重要な気がしています。
2. 相談できる人を確保する
学習中は必ず分からないことが出てきます。そのときに相談できる環境があると心が折れにくくなります。スクールに通ったり、知人や現役エンジニアにサポートしてもらうのがおすすめです。
3. マイルストーンを置いてレビューする
学習の進捗を定期的に振り返り、当初の目標とギャップがないか確認しましょう。立ち止まって「続けていけそうか?」を判断することが大切です。
私も学習中に「計画通り進んでいるか?」を定期的にレビューし、軌道修正しながら目標に近づけました。
まとめ:プログラミング学習は計画的に進めよう
プログラミングは最初の一歩を踏み出すのが難しいと感じるかもしれません。しかし、以下の流れで進めれば、無理なく学習を続けることができます。
- 転職後のビジョンを明確にする
- 目的に合ったプログラミング言語を選ぶ
- 学習スケジュールを立てる
- 自分に合った学習コンテンツを選ぶ
私自身、30代からのプログラミング学習を経てSEに転職しました。その経験から言えるのは、「やればできる」ということです。最初は不安かもしれませんが、一歩ずつ着実に進めば必ず結果はついてきます。
「プログラミングを学んでみたい」と思っているなら、ぜひ今日から一歩を踏み出してみてください!